2012年 07月 20日
セシカラ
次の列車が来るまで約1時間あったので、駅構内の待合室で休んでいました。
とにかく暑かった記憶しかない都城駅前。
駅構内の待合室の前には駅売店があったので暫し物色・・・
すると「セシカラ」なる食べ物?を発見。お茶と一緒に衝動買いしてしまいました。
見た目はお菓子のような感じでしたが、よく見るとそうではなさそう。
とりあえず東京に帰ってじっくりと味見をしてやろうと思い、バッグに入れました。
そして帰京。
翌日の朝、会社の同僚にお土産を大量散布!中には昨日買った「セシカラ」もあった。
明太子やマンゴー系菓子、アルコール類は当然ながら瞬殺。
そして最後にポツンと卓上に残ったのが「セシカラ」でした。
女性陣からは「何これ食べ物?」や「何かマズそう・・」など散々な言われようでした。
そう言われても肯定も否定も出来ない。なぜなら自分もよく知らないから・・・
という訳でちょっと調べてみました。
セシカラとは?wikiによると
鯨肉を揚げて油を絞った残りを乾燥させたもの。
大阪で好まれ、本来は再利用であったはずが、積極的な生産対象にまでなった。
本皮を原料とした一般的なコロ(煎皮とも)のほか、
舌を原料としたサエコロ、内臓のダブ粕などがある。
マッコウクジラのものが庶民には親しまれた。
鹿児島ではセシカラと呼ぶ。
「煎じ殻」→「セシカラ」と呼ばれるようになったとか!?
あと注目すべき点は
「コラーゲンたっぷり!」だそうです。
袋に「コラーゲンたっぷり!」なんて印刷されていたら、女性陣の反応も全く違ったものになったはず。危なかった(苦笑)
早速、何か作ってみるかという事で裏面を見ると・・・
熱湯で40分程ゆでます・・・・・40分もゆでるのかよ!?
分かりましたよ、付き合いますよ。40分待ちますよ!
ん、豚皮?鯨肉じゃないのか?
セシカラとは一体何なんだろう・・・まあこの際どうでもいいか(笑)
袋から出して見て触って少し食べてみる。
見た目は揚げせんべいのようですけど、実際噛んでみると硬くて食べられません。
40分後に期待しましょう。
さて、茹でている間にどうやって食べるか決めましょうか。
袋には煮込み、鍋物、味噌汁に・・・たけの子によく合います。なんて書いてあります。
残念ながらたけの子はないので諦めるとして、ほかにどう調理するか?
味噌汁は即席味噌があるので試食可能、あとは煮物と鍋物となると・・・
これまた適当な具材がない。これは困った。
仕方ない、昨日のミニエビ天を作った残りとタマネギで得意のエビチリにしよう。
何となくですけどエビチリソースに合いそうな気がしたのでチャレンジです。
エビを残しておいてよかった・・・
いつの間にか40分経過していました。
鍋の中のセシカラを箸でつまむとフニャフニャになっていました。
あと、煮汁が実にいい感じでした。という訳でまずは味噌汁にチャレンジしてみました。
煮汁とセシカラ数切れに即席味噌を入れて出来上がり。
お味は?
微妙です・・・
セシカラ自体に味がないので味噌汁の具としては???です。
これはもう少し一緒に煮ないとダメかもしれません。とりあえず評価は保留で。
食感は油揚げとホルモンの中間を取ったような感じです。下味がないので単体で食べるとなると辛いと思います。塩か醤油の強い下味がないといろいろと厳しいかもしれません。
エビチリの濃い目の味付けならいけるか?
とりあえずやってみましょう。
セシカラを小さめに切る。さあ、作りますか。
まずはセシカラとエビをサッと炒めて
タマネギ投入後、豆板醤とその仲間達を適当に混ぜて出来上がり。
正直、ケチャップを入れ過ぎた気がしないでもないけど気にしないことにします・・・
何とか出来た。
で、お味は?
これはアリでしょう。
チリソース味のコラーゲン!これはいけるかもしれない。
セシカラとチリソースがとてもよく馴染んでいるので食感的にもすんなりと受け入れられました。プルプルの食感が苦手の人はダメかもしれませんけど。
個人的にはとても旨かったです。
という訳で人生初のセシカラ体験は非常に刺激的でした。
あと半分残っているので次は鍋物にしてみます。
待ってろチゲ鍋!
長い間のお付き合い、ありがとうございました。
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by ata78
| 2012-07-20 03:21
| 食べ物